CONFIDENTIAL — 日本歯科工業社様向け

AI×ワークフロー 業務改革提案書

既存システムを活かし、ワークフロー自動化とAIで業務効率を最大化する段階的導入プラン

作成日: 2026年5月26日 提案元: 株式会社ピースフラットシステム Version 1.0

提案概要

日本歯科工業社様の業務課題をヒアリングし、既存ツールを最大限活用したAI×ワークフロー導入を提案いたします

基本方針:「つなぐ」開発

基幹システム(SQLサーバー)・kintone・Alpha Office・LINE WORKSなど、現在ご利用中のシステムはそのまま維持します。
当社が開発するのは「システム間をつなぐワークフロー」と「AIの組み込み」のみです。
これにより、従来のフルスクラッチ開発と比較して、短期間・低コストでの導入を実現します。

❌ 従来の開発アプローチ

  • ・ 要件定義〜設計〜開発に数ヶ月〜半年
  • ・ 既存システムを入れ替える大規模プロジェクト
  • ・ 社員の再教育・移行コストが膨大
  • ・ 1機能あたり数百万円〜の開発費
  • ・ 追加改修のたびに都度発注が必要

✅ 当社のワークフロー型アプローチ

  • ・ 1ワークフローあたり平均2週間で構築
  • ・ 既存システムはそのまま、つなぎ部分のみ開発
  • ・ 社員の操作変更は最小限
  • ・ 月額伴走で複数ワークフローを継続的に構築
  • ・ 優先度が変わっても柔軟に対応可能

システム構成図

日本歯科工業社様の現行システムとAIワークフローの接続イメージ

▼ 現行システム(変更なし)
📦 基幹システム
SQLサーバー
🔧 kintone
修理・クレーム管理
📋 Alpha Office
グループウェア
💬 LINE WORKS
社内チャット
📠 FAX / InfoMart
受発注処理
⬇ ⬆ ⬇ ⬆ ⬇
▼ 新規構築エリア(当社が開発)
⚡ ワークフローエンジン
システム間の自動連携
🔌 MCP サーバー
AIデータアクセス
⬇ ⬆
🤖 AI エンジン
OCR / 分析 / 自然言語処理

MCP(Model Context Protocol)とは

AIが既存のデータベースやシステムに直接アクセスするための仕組みです。
これにより、kintoneや基幹システム(SQLサーバー)内のデータを、自然言語で自由に検索・分析できるようになります。
例:「過去3ヶ月で一番売上が多い商品は?」と聞くだけで、AIがデータベースを検索して回答します。

対象システム別 機能詳細・優先度

各システムの必須機能と削減可能な機能を整理し、コストへの影響を可視化しています

必須 — ないと成り立たない
推奨 — あると効果大
削減可 — 後回しまたは省略可能
Phase 1
📝 ① 営業日報作成AI
音声入力で日報を自動生成し、報告業務の負荷を大幅削減
  • 必須
    音声録音 → テキスト変換(文字起こし) スマホで録音した音声をAIが自動書き起こし。訪問先からの報告をワンタップで完了
  • 必須
    AIによる日報フォーマット自動整形 会社名・日付・担当者・訪問内容を自動抽出し、定型フォーマットに変換
  • 推奨
    訪問先滞在時間の自動集計 GPS情報から訪問先と滞在時間を自動記録。行動の可視化に活用
  • 削減可
    Alpha Office への日報自動アップロード 生成された日報をグループウェアへ自動保存。手動アップでも運用可能
  • 削減可
    日報サマリーの管理者向け自動配信 全営業の日報を要約し、管理者へLINE WORKSで自動配信。Phase 2以降でも可
コスト構成(全体を100%とした場合)
フル実装
8%
必須のみ
5%
▼ 3%削減
※ 音声→日報の基本機能だけでも十分な効果が見込めます
Phase 1
📧 ② 価格改定メール自動化
メーカーからの価格改定を、該当する得意先へ自動でメール配信
  • 必須
    販売実績からの送信先自動抽出 基幹システムの販売実績データから、該当メーカー商品を購入している得意先を自動リスト化
  • 必須
    価格改定メール文面の自動生成 メーカー名・改定内容・適用日等を含むメール本文をAIが自動作成
  • 推奨
    改定エクセル(添付ファイル)の自動生成 得意先向けの価格改定一覧Excelを自動作成し、メールに添付
  • 削減可
    メール一括送信の完全自動化 最終確認なしでの自動送信。初期段階では確認後の手動送信で安全に運用可能
コスト構成(全体を100%とした場合)
フル実装
10%
必須のみ
7%
▼ 3%削減
※ 現場負荷が最も高い業務のため、Phase 1での優先対応を推奨
Phase 1
📊 ③ 売上実績チェック・異常検知
月次売上から取引変化を自動検知し、フォローアップの機会損失を防止
  • 必須
    得意先別・月次売上の自動比較分析 前月比・前年同月比を自動計算し、大幅な増減を検知。「急に来なくなった」を見逃さない
  • 必須
    メーカー別・商品群別の変動アラート 特定メーカーの商品が急減(他社に取られた可能性)や急増(リスク商品の集中)を検知
  • 推奨
    担当営業への自動アラート通知 異常を検知したら該当担当者へLINE WORKSで自動通知。フォローアップを促進
  • 削減可
    フォローアップ訪問の自動スケジュール提案 変動検知→訪問提案まで自動化。分析通知のみでも十分効果あり
コスト構成(全体を100%とした場合)
フル実装
10%
必須のみ
7%
▼ 3%削減
※ 基幹システム(SQLサーバー)へのMCP接続が前提。ベンダー様との連携が必要
Phase 2
🔧 ④ 預かり修理品 見積もり回答自動化
FAXで届く見積もり回答を読み取り、kintoneのステータスを自動更新
  • 必須
    FAX(スキャン)のAI-OCR読み取り お客様からのFAX回答をスキャン→AIが「修理OK」「未修理返却」のチェック状態を判定
  • 必須
    kintone修理管理レコードの自動フラグ更新 読み取り結果に基づき、kintone上の「回答済み」「返却依頼」等のステータスを自動更新
  • 推奨
    取引メーカーへの自動FAX返答 回答内容に基づき、メーカーへ修理依頼/返却依頼のFAXを自動送信
  • 削減可
    修理見積書の自動作成・自動FAX送信 メーカーからの見積もりに自社チャージを乗せた見積書を自動作成→得意先へFAX。FAX番号の紐付け整備が前提
コスト構成(全体を100%とした場合)
フル実装
14%
必須のみ
8%
▼ 6%削減
※ FAX自動送信は短縮ダイヤルと得意先コードの紐付け整備が必要。段階的対応を推奨
Phase 2
🧾 ⑤ 仕入先請求書 照合自動化
紙の請求書をAI-OCRで読み取り、基幹システムの仕入データと自動照合
  • 必須
    多フォーマット対応のAI-OCR請求書読み取り 各社バラバラの請求書フォーマットをAIが自動認識。明細レベルでデータ化
  • 必須
    基幹システム仕入データとの合計金額照合 OCR結果と仕入処理済みデータの合計金額を自動比較。差異があれば即時フラグ
  • 推奨
    明細レベルの差異特定・レポート出力 「何が違うのか」を明細単位で特定し、差異一覧レポートを自動生成
  • 削減可
    差異検知時の自動仕訳修正提案 差異の原因を推定し修正案を自動提案。検知・レポートのみでも十分運用可能
コスト構成(全体を100%とした場合)
フル実装
15%
必須のみ
10%
▼ 5%削減
※ 仕入先の請求書フォーマット数が多いため、AIの学習・チューニング期間を考慮
Phase 2
👤 ⑥ 社員名簿 変更管理自動化
変更届の電子化と定期リマインドで、名簿の正確性と更新漏れを防止
  • 必須
    LINE WORKSでの定期リマインド自動配信 年末調整・4月異動などの時期に合わせ、変更届提出のリマインドを自動送信
  • 推奨
    変更届の電子フォーム化 紙の変更届をWebフォームに置き換え。住所変更・結婚・資格取得等をスマホから申請可能に
  • 推奨
    対象者別の個別リマインド 全員一律ではなく、対象者(例:資格更新対象者)のみに個別通知を自動配信
  • 削減可
    紙の変更届のAI-OCR読み取り → 名簿自動反映 電子フォーム化すれば不要。紙運用を継続する場合のみ必要
コスト構成(全体を100%とした場合)
フル実装
8%
必須のみ
3%
▼ 5%削減
※ LINE WORKSの日時指定送信機能でリマインドのみなら低コストで実現可能
Phase 3
🔍 ⑦ 売上トレンド分析・AIダッシュボード
MCP接続で基幹システムのデータを自然言語で自由に検索・分析
  • 必須
    基幹システム(SQLサーバー)へのMCPサーバー構築 AIが直接データベースにアクセスする仕組み。ベンダー様との連携が必要
  • 必須
    自然言語によるデータ検索・分析インターフェース 「過去3ヶ月で一番売上が多い商品は?」などの質問をそのまま入力して回答を得られる
  • 推奨
    グラフ・レポートの自動生成 検索結果を棒グラフ・折れ線グラフ等で自動可視化。条件の保存・再利用も可能
  • 削減可
    定期レポートの自動生成・配信 毎週・毎月の定型レポートを自動生成。手動検索でも十分活用可能
コスト構成(全体を100%とした場合)
フル実装
12%
必須のみ
9%
▼ 3%削減
※ ベンダー様にMCPサーバー構築の可否を事前確認する必要あり
Phase 3
📂 ⑧ 日次ファイル自動アップロード
売上実績・時価金額等の日次ファイルをAlpha Officeへ自動アップロード
  • 必須
    基幹システムからの日次データ自動取得 SQLサーバーから売上実績データを毎日自動取得し、所定のフォーマットに加工
  • 必須
    Alpha Officeキャビネットへの自動アップロード 加工済みファイルを指定キャビネットに自動保存。社員が毎朝確認できる状態に
  • 削減可
    お知らせ・テキスト情報の自動投稿 テキスト系の社内通知は手動で十分対応可能。数値ファイルの自動化を優先
コスト構成(全体を100%とした場合)
フル実装
6%
必須のみ
5%
▼ 1%削減
※ Alpha Office APIの対応状況により工数が変動する可能性あり
Phase 4
📦 ⑨ 在庫管理・発注最適化
販売実績に基づく発注量の自動計算と欠品防止アラート
  • 必須
    販売実績ベースの適正発注量自動計算 直近の売上実績データから適正な発注数を自動算出。季節変動も考慮
  • 必須
    欠品予測アラート 在庫消費ペースから欠品リスクのある商品を事前検知し、担当者にアラート
  • 推奨
    納期メンテナンス自動化 欠品中の在庫商品について、入荷予定と受注残の引き算を自動計算。基幹システムへの反映
  • 削減可
    発注書の自動作成・送信 適正発注量の提案まででも十分効果あり。発注の最終判断は人間が行う運用でも可
コスト構成(全体を100%とした場合)
フル実装
12%
必須のみ
8%
▼ 4%削減
※ 基幹システムとの密連携が必要。MCP構築(Phase 3)完了後に着手推奨
Phase 4
🚚 ⑩ 発送金額 自動計算
貴金属除外ロジックを含む送料無料判定の自動化
  • 必須
    出荷リストの合計金額自動計算(貴金属除外ロジック込み) ゴールド・プラチナ・パラジウム等の貴金属を合計から自動除外し、正確な判定金額を算出
  • 必須
    送料無料基準の判定・不足額アナウンス 規定額(例:20,000円)との差額を自動計算し、「あと◯円」のアナウンスを生成
  • 削減可
    得意先への自動通知 不足額の自動通知。社内向けの判定表示のみでも実運用に十分
コスト構成(全体を100%とした場合)
フル実装
5%
必須のみ
4%
▼ 1%削減
※ ルールベースのロジック開発。AI不要でシンプルに実装可能

フェーズ別 導入計画

成果を実感しやすい項目から段階的に導入。各フェーズ終了時に成果を検証し、次フェーズの優先度を調整します

PHASE 1

クイックウィン
  • 営業日報作成AI
  • 価格改定メール自動化
  • 売上実績チェック・異常検知
期間目安: 1〜3ヶ月目

PHASE 2

業務効率化の深化
  • 修理見積もり回答自動化
  • 仕入先請求書 照合自動化
  • 社員名簿 変更管理自動化
期間目安: 4〜6ヶ月目

PHASE 3

データ活用基盤
  • MCP構築・AIダッシュボード
  • 日次ファイル自動アップロード
  • 価格改定・セール情報の統合管理
期間目安: 7〜9ヶ月目

PHASE 4

高度な自動化
  • 在庫管理・発注最適化
  • 発送金額 自動計算
  • AI研修・内製化支援
期間目安: 10〜12ヶ月目

フェーズ設計の考え方

Phase 1は「サクッとできて、成果が見えやすい」項目を優先。社内での実績づくりと信頼構築を目指します。
Phase 2はFAX・OCR連携など、やや複雑だが効果の大きい業務。Phase 1の成果をもとに社内決裁がスムーズになります。
Phase 3はベンダー様との連携が前提のMCP構築。Phase 1・2の間に並行して調整を進めます。
Phase 4は基幹システムとの密連携が必要な在庫系。MCP基盤が整ってから着手することで、開発効率が大幅に向上します。

スケジュール(ガントチャート)

12ヶ月間の全体スケジュール。各ワークフローは平均2週間、月2〜3件のペースで構築

タスク M1M2M3 M4M5M6 M7M8M9 M10M11M12
▎Phase 1 — クイックウィン
📝 営業日報作成AI
開発
検証
📧 価格改定メール自動化
開発
調整
検証
📊 売上実績チェック
開発
調整
★ Phase 1 成果報告
▎Phase 2 — 業務効率化の深化
🔧 修理見積もり回答自動化
開発
調整
🧾 仕入請求書 照合自動化
開発
調整
👤 社員名簿 変更管理
開発
★ Phase 2 成果報告
▎Phase 3 — データ活用基盤
🔌 MCP基盤構築(ベンダー連携)
事前調整
事前調整
事前調整
事前調整
構築
検証
🔍 AIダッシュボード
開発
調整
📂 日次ファイル自動化
開発
★ Phase 3 成果報告
▎Phase 4 — 高度な自動化
📦 在庫管理・発注最適化
開発
調整
検証
🚚 発送金額 自動計算
開発
🎓 AI研修・内製化支援
研修
研修
★ 最終報告・次期計画
Phase 1: クイックウィン
Phase 2: 業務効率化の深化
Phase 3: データ活用基盤
Phase 4: 高度な自動化
マイルストーン

コスト構成サマリー

全体を100%とした場合の各システムのコスト比率と、必須機能のみに絞った場合の削減効果

Phase システム フル実装 必須のみ 削減幅
P1 📝 営業日報作成AI 8% 5% ▼ 3%
P1 📧 価格改定メール自動化 10% 7% ▼ 3%
P1 📊 売上実績チェック・異常検知 10% 7% ▼ 3%
Phase 1 小計 28% 19% ▼ 9%
P2 🔧 修理見積もり回答自動化 14% 8% ▼ 6%
P2 🧾 仕入請求書 照合自動化 15% 10% ▼ 5%
P2 👤 社員名簿 変更管理 8% 3% ▼ 5%
Phase 2 小計 37% 21% ▼ 16%
P3 🔍 AIダッシュボード(MCP) 12% 9% ▼ 3%
P3 📂 日次ファイル自動アップロード 6% 5% ▼ 1%
Phase 3 小計 18% 14% ▼ 4%
P4 📦 在庫管理・発注最適化 12% 8% ▼ 4%
P4 🚚 発送金額 自動計算 5% 4% ▼ 1%
Phase 4 小計 17% 12% ▼ 5%
合計 100% 66% ▼ 34%削減可能

コスト最適化のポイント

全機能をフル実装せず、各システムの「必須」機能のみに絞ることで、全体コストの約34%を削減できます。
特に削減効果が大きいのは以下の項目です:

修理見積もり回答自動化(▼6%)— FAX自動送信を後回しにし、OCR読み取り+kintone更新に集中
仕入請求書 照合自動化(▼5%)— 差異検知・レポートに集中し、修正提案は将来拡張
社員名簿 変更管理(▼5%)— OCR読み取りを省き、電子フォーム+リマインドに特化

「推奨」「削減可」の機能は、Phase完了後のフィードバックを踏まえて順次追加が可能です。

まとめ

日本歯科工業社様のAI×ワークフロー業務改革を段階的に実現します

項目 内容
開発方針 既存システム(基幹システム・kintone・Alpha Office・LINE WORKS)はそのまま維持。「つなぐ」部分のみ開発
対象ワークフロー 全10システム(Phase 1〜4で段階的に導入)
推奨スタート Phase 1(営業日報・価格改定メール・売上異常検知)から着手。月2〜3件ペースで構築
ベンダー連携 MCP構築のため、基幹システムベンダー様に「MCPサーバー構築可否」の事前確認を推奨
kintone追加契約 不要。API/MCP経由で外部からデータ参照が可能。現行ライセンスのまま運用可能
コスト最適化 必須機能のみに絞ることで全体の約34%のコスト削減が可能。段階的な機能追加を推奨
追加支援 月額伴走プラン内でAI活用研修の実施も可能。社内のAIリテラシー向上を並行して推進

Next Step

本提案書の内容をご確認いただき、Phase 1で着手するワークフローの優先順位
基幹システムベンダー様へのMCPサーバー構築可否の確認を進めていただければ、
速やかに詳細見積もりと開発着手の準備に入ります。